こんにちは。今回は「保育園への寄付金」と「ふるさと納税」の違いについて解説します。
両者とも“寄付”という名前が付いているため、似た制度のように感じますが、内容も税金も大きく異なります。
◆ 保育園の寄付金 vs ふるさと納税の比較表
項目 | 保育園への寄付金 | ふるさと納税 |
---|---|---|
寄付先 | 保育園、NPO法人、公益法人 (要指定) | 自治体 |
税金の控除対象 | 所得税 + 住民税 | 所得税 + 住民税 |
控除額の計算 | (寄付額 – 2,000円) × 10%前後 | (寄付額 – 2,000円) ぜんぶ控除 (上限内) |
返礼品 | なし | あり (地域の特産品) |
ワンストップ特例 | 使用不可 | 使用可 (5自治体まで) |
◆ 例) 寄付額10,000円の場合
保育園への寄付
- 寄付額 – 2,000円 = 8,000円
- 8,000円 × 10% → 控除額 800円
- 実質負担: 9,200円
ふるさと納税
- 10,000円 – 2,000円 = 8,000円 → 税金からせんぶ控除
- 実質負担: 2,000円 (返礼品付き)
◆ 控除額の確認方法
寄付をした後、本当に控除されているかどうかは、毎年**6月頃に送付される「住民税決定通知書」**で確認できます。
確認すべき項目
- 「税額控除額」
- 「寄付金控除」といった名称の記載に注目
たとえば、10,000円寄付した場合、800円の控除があれば
寄付金控除: 800円
などと表記されます。
◆ まとめ
- 保育園への寄付金は「想いを持った支援」として意義深いもの
- ふるさと納税は税金の前払いとしての税金対策 + 返社商品の利点あり
- それぞれの性質を理解して、使い分けるのがポイント
- 控除額は、必ず住民税決定通知書で確認を
貴重な寄付は、税金の元所でもあり、社会を支えることに績立てます。 ご自身の考え方に合わせて、メリットの高い寄付をしていきましょう!
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